お仕事の本棚

子供が生まれて夫婦関係変わったなと思ったら「なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由も無く怒るのか」

子供が産まれてから夫婦関係が悪化しています。
改善方法はあるのでしょうか。

結婚当初は仲が良かった夫婦が、子供の出産後、徐々に不仲になっていく。

子供が産まれて深まるはずの絆が深まらない。

結婚相手を間違えたかな、、そう思っても子供がいるので離婚もできない。

でも現状は不満だらけ。

少しでも夫婦関係を改善したい方は是非ご一読を。

この本はこんな方にオススメ

✔夫が何もしてくれない
✔妻がいつもイライラしている
✔夫婦関係が悪くなった
✔夫婦関係を改善したい

はじめに本の紹介

奥様、旦那様との結婚当初、本当にラブラブで毎日幸せでしたよね。

夫婦で微笑み合っていたあの頃が遠い昔のようです。

多くの夫婦が、いつの間にか、程度こそあれ不仲になっていくのはなぜなのでしょうか?

あんなに愛していた夫にこんなにイライラするのはなぜなのでしょうか?

あんなに可愛かった妻が、毎日鬼のような顔で怖いのはなぜなのでしょうか?

そのポイントは、男女での考え方の違いにありそうです。

一緒に過ごす夫婦ですから、不仲よりは仲良く愛があるのが理想ですよね。

この本は、妻への夫婦関係改善方法、夫への夫婦関係改善方法のどちらも書かれています。

1冊丸ごと読むことで異性の考え方の理解も深まります。

この本のポイント/部分的に抜粋・要約

家庭に求めるモノ

夫:「仕事」と「家庭」での居場所がバランスよく確保されていると、居心地の良さを感じ、精神も安定する。
妻:自分の「理想」を現実にすることで安心を得ようとする。

幸せの感じ方

①自己好感:「愛されたい」という欲求「愛されている」という気持ち
②自己有能感:「能力を認めてほしい」「自分は優れている」という気持ち
③自己重要感:「大切な存在だと認めてほしい」という欲求や「必要とされている」という気持ち

疲れているとき

夫:多くを話しかけず優しく見守ってほしい。
妻:「どうしたの?」「何かあったの?」と声をかけてもらいたい。

多くの妻が陥る”負のスパイラル” → 黙り込む夫、話をしてくれない夫のことを「私に愛情がなくなった」「不機嫌で怒っている」と決めつけてしまうこと。

必要なマインドは「夫のことは信頼するけど期待しない」「自分を楽しむ」

休日

休日に妻がイラつく行動7選
①慌ただしく家事をしている妻にかまわずソファーで横になっている。
②こちらが言わないと動いてくれない。
③子供と遊んでくれない。
④家族で予定していたことをドタキャンや変更したりする。
⑤1日中、家でゲームしたりテレビを観ていたりする。
⑥1人で出掛けてしまう。
⑦妻が出掛けようとすると機嫌が悪くなる。

妻は夫が家にいてもいなくても不満である。
休日は「子供が1人増えた」と思うこと。

休日にイライラするのはエネルギーの無駄遣い。
夫と出掛けたければ「出掛けよう」と普通に言えばいい。
掃除してほしければ「掃除機かけてね」と普通に言えばいい。

家事

夫へは、してほしい家事の内容や方法を紙に書き出す。
妻へは、労る言葉がけ「1日1言」

育児

夫:ときどき育児に参加したい→信頼して任せてみる
妻:ときどき育児を休みたい→夫は妻に1人になる時間を

妻は育児がストレスなのではなく、自分のやりたいことが”やりたいタイミング”でできないことがストレス

思いやり、優しさの基準

妻への年に1回のプレゼントや旅行より、日々のありがとう。
1回の豪華なプレゼントも1回の「ありがとう」も、たまるポイントは1ポイント。
日々の言葉が大事。

妻は良いリアクションをして「受け取り上手に」

「当然マジック」の改善策

「記念日は覚えていて当然」「誕生日には家族で食事して当然」「妻が家事するのが当然」「夫が育児に参加するのは当然」

頭の中の「当然」を削除し、”自分たち夫婦だけの当然”をつくる。

取り入れ・実践ポイント

・妻だけのマイルールで夫を苦しめないようにする。

・夫は日々「労いの言葉」を妻にかけるようにする。

・妻は本当は1人でできてしまうことでも「私にはムリみたい、あなたお願い!」と甘えてみる。
 「さすが!」「すごいね!」「頼りになる!」の言葉がけ。

・夫との会話は「省略せず、具体的に伝える」

・何を言っても不機嫌な夫に対して
 ①労いの言葉は積極的に。
 ②夫の顔色をうかがう必要はない。
 ③疲れていたり機嫌が悪そうなときはそっとしておく。
 ④夫が何かに集中しているときは時間をずらして話しかける。
 ⑤ときには話しかけず、お茶を入れてあげるなど「行動」で接する。
 ⑥不満をぶつけるのではなく「不安を伝える」
 ⑦夫の言動に振り回されない「自分軸」をつくる。
 ⑧自分が「楽しい」と思えることを見つけて取り組む。
 ⑨常に自分の気持ちを安定した状態にしておく工夫を。

おわりに

急に「夫に甘える」とか「褒める」とか難しいですよね。

何と言ってもこの「今更感」と「恥ずかしさ」が邪魔をします。

でも、夫婦関係を良くしていくために、できることから少しずつ取り入れてみるのはどうでしょうか。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

紹介した本の情報

●紹介した本の情報●

タイトル: なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか
著者  : 高草木陽光
出版社 : 左右社

著者について
夫婦問題カウンセラー。「HaRuカウンセリングオフィス」代表。 
2009年に「NPO法人日本家族問題相談連盟」の認定資格を取得。 
メディアにも多く取り上げられている。 

第1章 夫婦の基礎
第2章 夫婦の日常
第3章 家庭・家族
第4章 夫婦のコミュニケーション
第5章 夫婦の危機
第6章 夫婦の過去・未来

のぶ

大学時期に児童英語教員免許取得。
子供英会話教室で0歳から大学生まで500人以上の生徒と接し、教育に興味をもつ。
5歳と2歳の男子の母。時短勤務で働き、基本は家事育児(土日も)ワンオペ。
教育をはじめ、お金や生活、仕事や自己啓発にも興味があり、数多くの本を読破。今でも読書が日課。

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