子育て教育本棚

男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方

男の子の育て方は、女の子の育て方と違うのかしら?
何に気をつければいいですか?

自分の子どもや親戚の子どもなど、身近に子どもがいる方はお気づきでしょう。

男の子と女の子で性質が全然違うと。

そして女性であるママにとって男の子の言動は理解不能です。

つまり、自分が育てられてきたように子育てしても、上手くいかない可能性が高いのです。

男の子のメンタルをくじくことなく、自立した大人に育てていく為に、年齢ごとに子育てのポイントがあったのです!

この本はこんな方にオススメ

✔0~6歳の男の子のママ
✔男の子の特性を活かした子育てが知りたい
✔年齢に合わせた力を伸ばしたい
✔男の子の子育てで手こずっている

はじめに本の紹介

オススメ:0歳~6歳の男の子のパパママ

子供には個人差があるので「男の子だから」「女の子だから」とひとくくりにはできません。

でも男女差はやはりあります。遺伝子レベルで組み込まれた何かが確実にあると思います。

例えば男女の双子ちゃん。

同じ家で同じ親が育てていても、男の子は要領が悪くて、女の子はよく周りを見て器用。

男の子の方は車のオモチャをスライドさせて遊ぶけど、女の子はやらない。

そのような違いがあるようです。

男の子は、通っている保育園が違っても(住んでいる国が違っても)、同じような年齢で同じようなモノが好きだったりします。

プラレール・トーマス・トミカ・恐竜・昆虫・ポケモン

この興味、女の子とはやっぱり違いますよね。

こうなってくると、女の子と男の子で同じ育て方をして上手くいくのか気になってきます。

0~6歳の育て方で、将来に差が出るとしたら、知識として男の子の成長段階を知っておきたいところですね。

オススメ年齢は0~6歳までと書いていますが、5歳・6歳はボリューム少なめです。
読むなら4歳前がいいかなと思います。妊娠中から半年おきに見直すのがベストだと思います。

この本は人気の育児本として取り上げられており、人気なだけあって分かりやすく、取り入れやすいです。

各年齢ごとの身につけたい力と、具体的な接し方が書かれており、文庫本なので持ち歩きしやすいのも嬉しいポイントです。

初めての男の子育児、期待と不安でいっぱいなパパママに是非読んでほしい1冊です。

この本のポイント/部分的に抜粋・要約

男の子は失敗して物事を理解する。人の言うことに耳を傾け、理解してから行動する女の子とは異なる。

男の子は女の子よりゆっくり成長する。

2歳のイヤイヤ期、4歳5歳の自立心が強い時期が頑張りどころ。

「学ぶ力」好奇心・やる気・集中力 → 0~2歳で育てる。

「社会を生き抜く力」自立心・我慢・思いやり・自信 → 3~6歳で育てる。

男の子が親の言うことを聞かないときは、何かの機能が発達しているとき。

0歳:肌への刺激が筋肉の発達を促す。

1歳:体を十分に動かせることは、知能や心の発達に大きく影響する。

2歳:やらされていることでは集中しない。興味のあることをさせる。

3歳:感情的に子どもを怒ることを繰り返すと、依存した子になってしまう。

4歳:子どもの行動は経験によって学んだこと。

取り入れ・実践ポイント

0歳:たくさん言葉をかける。とにかくスキンシップ(抱っこやベビーマッサージなど)。五感を刺激する。

1歳:「ダメ」と言い過ぎない。「できた!」体験を一緒に喜ぶ。できる限り(やりたいことは)やらせてみる。歩くのは遅くてOK。ハイハイが大事。

2歳:自然の中で遊ばせる。1人で遊んでいるときには話しかけない。(感情や問題解決に使う)言葉を教える。

3歳:「自分でやる」ということはできるだけやらせる。失敗したら(片付け方など)責任の取り方を教える。

4歳:子どもの泣き落としに負けない。「いいよ。日曜日にね。」「いいよ。3回までね」と具体的に。

5歳:大人の方から心を込めた「ありがとう」「ごめんなさい」を言う。

6歳:みんなから愛されている自信。お母さんが子どもの成功を信じて応援する。

おわりに

男の子のママって大変、と言われませんか?

女の子を見ていると、「男の子って手がかかるな」と思います。

子供っぽいけど、男の子って、ママ大好きでやっぱり可愛いですよね。

著者の竹内さんは、0~6歳までの育て方に関する本を多数出版しています。

0~6歳までが特に大切な時期ということだろうなと思います。

実りの多い乳幼児期、いちばん忙しいけどいちばん可愛いこの時期、各ステップを息子さんと一緒に上っていきましょう。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

●紹介した本の情報●

タイトル:男の子の一生を決める0歳から6歳までの育て方
著者  :竹内エリカ
出版社 :KADOKAWA 中経の文庫

著者について
日本キッズコーチング協会理事長。幼児教育者
お茶の水大学大学院卒業
キッズコーチング資格認定・執筆講演活動・支援プログラムの開発・幼児教室の運営を中心に活動している。

子育ての7つのステップを1歳ずつ上がっていこう
第0章 0歳は「好奇心」を育てる
第1章 1歳は「やる気」を育てる
第2章 2歳は「集中力」を育てる
第3章 3歳は「自立心」を育てる
第4章 4歳は「我慢する心」を育てる
第5章 5歳は「思いやりの心」を育てる
第6章 6歳は「自信」を育てる
おわりに

のぶ

大学時期に児童英語教員免許取得。
子供英会話教室で0歳から大学生まで500人以上の生徒と接し、教育に興味をもつ。
5歳と2歳の男子の母。時短勤務で働き、基本は家事育児(土日も)ワンオペ。
教育をはじめ、お金や生活、仕事や自己啓発にも興味があり、数多くの本を読破。今でも読書が日課。

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