家庭学習だけで、子どもを英語堪能にできるのでしょうか?
子ども英会話教室、講師歴5年の私がオススメするのが
「英語で一流を育てる」の教育法です。
✔家庭で英語を教えたい
✔子どもを小学生で英検にチャレンジさせたい
✔英語4技能を身につけさせたい
✔小中高公立、塾も無しでハーバードに入学させた子育て方を知りたい
Contents
はじめに本の紹介
オススメ:3歳~12歳のパパママ
著者の娘さんは、大分県の公立小中高から塾なし、家庭教師なしの家庭学習でハーバード大学に合格。
“英語が苦手な親御さんでも、本当の英語力を家庭で子どもの身につけてもらう方法がある。
秘訣はたったこれだけ。
「家族全員仲良く」する。
1日5分「お子さんの隣に座る」。
親は英語を教えない。親子一緒に、たった5分間、英語を音読するだけです。“
我が家「家族全員仲良く」する。の時点で心配(笑)
皆さんのご家庭はだいじょうぶですよね?
まだ実践はできていませんが、いずれやってみたいと思える、役に立つ内容がぎっしりでしたよ。
この本のポイント/部分的に抜粋・要約
ブルーマーブル英語教室(著者運営の英会話教室)のメソッドは、英語4技能の「読む、聞く、話す、書く」を一体化して教えること。国語力もつく。
中でも評判が良いのが「1日たった5分のらくらく単語暗記方」と「超・音読方」
共働き世帯で「英語なんてやっている暇がない」という声に応え、1分、5分、10分の隙間時間を使って手っ取り早く結果が出る方法だけを厳選。(後述)
親がしてくれたことで、ハーバード生が特に大切に感じたことは
- 何でも挑戦させてくれ、できないものは「失敗しても問題ない」と明るく受け止めてくれた。できるものは興味がもっと沸くように工夫してくれたので、もっともっと好きになり、自分で努力したらどんどんうまくなった。うまくなるとほめられるので、ますます上手になって、得意分野になっていった。
- オープンマインド=新しいアイディアを柔軟に受け入れる姿勢や、自分と異なる人の意見も良く聞くことを習ったことで、他人を尊重する態度が培われた。結果、リーダーとして活躍する素地ができた。
- 「勉強しなさい」「宿題やりなさい」「練習しなさい」と一度も言われたことがない。勉強はいろいろな体験を通じて「勉強への強い興味」が湧くように導いてくれた。宿題は一緒に取り組んでくれた。スポーツや音楽の練習は常に見守ってくれていた。
決して強制しない、「○○をしなさい」と直接命令を下さない、子どもが自分から読みたくなる、学習したくなる、そんな環境をつくるのが一流の英語への近道。それには、まず、親子仲良くが一番。
子どもの可能性を潰しているのは大人の偏見。
日本では英文を読ませるのはたいてい中学1年生になってから。これは諸外国でも相当遅い。
かわいそうに、12歳までは幼稚な存在と思われているので、果物や動物の絵を見ながら単語の発音をするだけ。「アポー」とか「エレファント」とか、もうひどい扱い。
「子どもには文字は難しすぎる」「わかるはずがない」といった大人の偏見が、子どもの文字への好奇心を阻害している。
家庭で文字をどんどん読ませる。子どもの可能性は無限大。
単語は学校と塾だけでは決して身につかない。
継続的に英語4技能を使っていかなければすぐに忘れてしまう。
家族皆で習得するのが最善策。
わが子は近くで見ると問題山積みのようだが、一歩引いて冷静に見ると、地球のように安定した一人の立派な人間に見えてくる。余裕の心で子育てを楽しむ。
未来を担う子どもに感謝することはあっても、勉強や生活態度程度のことで腹を立てても仕方がない。
まず、親自身が自分を見つめ直すこと、家族全員が仲良くすること。
ボディタッチを増やす。頭をなでる。抱きしめる。眼をじっと見て話す。毎日「好き」という。良いところを見つけて毎日褒める。
文法をやってはいけない
教室では一切文法を教えない。必要がないから。むしろ邪魔になるから。
著者のメソッドの不動の大原則、それは「暗記」家庭でも変わらない。単語も英文も問題集の答えも、ひたすら大量に暗記する。
単語を知らなければ、英文が読めないので大量に暗記。
英文は、文法や構文を考えずに丸暗記。
その時に大事なのが「音読」
やさしいことを難しく考えるよりも、とにかくたくさんの英語を頭の中にインプットする。
英文を大量に暗記すれば、そこで使われている文法や構文は一緒に頭に入ってくる。
和訳も英語力の邪魔になる
単語の意味がわかれば、文章の意味合いはわかる。英文は、とにかくざっくり意味がわかればOK。
それよりも大事なのは量。
社会の一員として、問題を常に意識できるように、今世界で何が起きているかを気にかけ、多様性、環境問題、地政学、教育、文化などをテーマにする文章を読むと子どもながらに世界を俯瞰できる。
本書のメソッドの基本は「暗記」と「多読」なので、親が教える必要がない。
覚えていない単語や英文があっても、そこで毎回立ち止まったり、後戻りしたりしていては、なかなか先に進めない。
できなくても、間違えても、とにかく先へ。どんどん進んでいくことで達成感を覚え、自信を持つことを重視。
短時間集中で小さな達成感を味わう。
「レッスンは長いほど効果的」というのは間違い。いかに生産性を高めるか。
とくに小さい内は飽きやすく、長いレッスンだと集中力も低下して逆効果。
課題はすべて3~7分程度。「1つ終えたら、ハイ、次」このテンポとスピード感を重視して1回75分のレッスンで7~8つの課題を終えるようにしている。課題を小分けにして短期目標を増やすことで、1回のレッスンで何度も小さな達成感を味わうことができる。
この達成感の積み重ねが、子どもの自信とモチベーションに“効いて”くる。
英語学習を学校や塾に”丸投げ”する時代は完全に終わった。これからの時代、英語を身につけるカギになるのは家庭学習。
子どものモチベーションがアップする3つの家庭環境。
親が英語を教えずサポートするのがこのメソッドの肝。
家庭でのサポートとは、いったい何をすればいいか。答えは「子どものやる気を引き出す」―それに尽きる。
遊びたい盛りで、飽きっぽい子どもから「よし、勉強しよう」「もっと単語を暗記したい」「英文を読むのが楽しい」という学びのモチベーションをいかに引き出すか。
英語を身につけるための家庭環境とは
・続けられる環境をつくる
・会話をする環境をつくる
・安心できる環境をつくる
月並みですが、大事なのは「続けること」
子ども自身が楽しい、面白いと思えることなら、すぐに習慣になり、何時間でも何日でも続けられる。とにかく親が工夫を凝らす。
10分だけ集中!“飽きる1分前”にやめるのがコツ。子どもの調子によってキツそうなら5分で切り上げてもいい。飽きてから終わるのではなく、飽きる前に切り上げる。
子どもがやる気になる“魔法のアクション”それは「ほめる」こと。
こどもはパパとママが大好き。大好きなパパとママに「すごいね」「よくできたね」とほめてもらうことが何よりの喜び。どんなに些細なことでも、親から褒められ、認められると、子どもにとっては成功体験になる。
小さな成功体験が積み重なっていくと「自分はできる。もっとできるはず」という自信が芽生える。
1日20個の単語を覚える目標で8個しか覚えられなくても「8個も覚えられたなんてすごいじゃない!」とほめる。
一緒にいられるときはありったけの愛情を注ぎ、頑張りを応援し、あたたかく見守る。
親の無償の愛を子どもが最も感じるのは、やはり親と一緒にいるとき。
そばにいて、一緒に笑ったり、喜んだり、遊んだり、学んだり……。
それは子どもにとって、ママを独り占めできる一番幸せな時間。
だから、家で英語を勉強するときは(英語以外でも勉強するときは)親も寄り添って学ぶ。
大好きなママが一緒だから勉強も楽しくなる。一緒で楽しいから、毎日やりたくなる。
取り入れ・実践ポイント
・子どもをよく見ること、好きなものの端っこを見つけたら、どんどん引き出してあげること。
・絵本でも短い本でも、日本語でも英語でも、読み終えたら「要約」と「感想」が別々に言えるように上手く質問してみる。
要約「どんなお話だったの?読んでいない人にもわかるように短く教えてね」
感想「どんなことでもいいから、思ったこと感じたことをどんどん教えて」
これならお風呂でも、夕飯の食卓でも、どこでもできる。
「日本語B」を覚える
従来の曖昧な日本語を「日本語A」国際社会に通用する論理的な日本語を「日本語B」
日本語B「○○は◇◇です。なぜなら△△だからです」
まず結論―言いたいことを先に言う
必ず理由―論理的な「なぜなら」を示す
事実描写―事実と意見を明確に区分して伝える
この3点をはっきりと意識する。これが英語コミュニケーションの大原則。
重要なのは、英語のコミュニケーションは、行き先がわからないまま話しが進んで行くのは大きなストレスになるということ。
結論や主張を言ったら、それを言いっ放しにしないのが英語のルール。結論の後にはそれを裏付ける「なぜなら」と理由を述べる。
親子でらくらく「どうしてタイム」
家族との何気ない会話の中で「理由」を意識させることは、子どもに自然と「日本語B」で考え、表現する習慣をつける効果的な練習になる。親の方から「それはどうしてかな?」と聞く機会をつくる。
重要なのは子どもが自分で言った答えの理由を考えるという行為そのもの。
英語は単語が9割! 英語力=単語力
単語をたくさん知っていれば、英語は何とかなる。あなたが知っている単語の数と種類は、あなたがどんな人間であるかを決定している。
子どもの暗記は“お母さんと一緒”が最強。親子で遊ぶように楽しく覚える。
単語暗記「3つ」の極意
極意1 音声に合わせて音読する ― 口と耳で覚える
「耳で聞いて、声に出して読んで、またそれを耳で聞く」音声に合わせた1回の音読で、これだけ単語に触れる機会が作れる。
極意2 「英語→日本語」を交互に音読する ― 体で覚える
「apple – リンゴ」「Park – 公園」「do – する」「like – 好き」 英語と日本語を交互に音読するのがこの単語暗記方の最大ポイント。
テンポ良く行うことで、英単語「1つ」と日本語「1つ」の組み合わせを意味や和訳ではなく、リズムで覚えることができる。組み合わせをそのまま覚えるとappleを見るだけで頭の中で訳さなくても自然に「りんご」とでてくるようになる。体が単語をおぼえてしまう。
極意3 書かずに「なぞり読み」する ― 目で覚える
音読するときは、指で単語の文字をひとつひとつ「なぞり読み」今自分がどの文字を読んでいるか自信でわかるように。アルファベットのつづりをノートに書き写す「書き取り」で単語を覚えるのは疲れるだけで時間の無駄。
音声を聞きながら、音読と「なぞり読み」を一緒に行えば「口、耳、目」と3つの角度から単語を覚えることができる。
英検5級の単語帳はこうして暗記する
●目標:「3か月で600単語」を覚える
●期間:1日5分を週5日、1週間にたった25分で100単語
それを6週間で600単語に到達!
念のため、もう一回、同様に6週間で600単語を繰り返す。すると、3か月で600単語がきっちり暗記できる。
●教材:『英検5級 でる順パス単』(旺文社)
始める前に5つの注意
1 音声データを用意する
音読と「シャドーイング」に使う音声データ(単語を読み上げた音声)を用意。
ただ、本来なら親御さんがご自身で読んであげるのがベスト。
2 覚える範囲をはっきりさせる
暗記するのは1日20語。単語帳を開いて、その日に暗記する20語が載っているページの最初と最後に付箋を貼り、覚える範囲をはっきりさせる。「ここまで覚えたね」と付箋をはがすことで“小さな達成感”になる。
3 英単語「1語」に日本語「1語」を選ぶ
複数の日本語がある単語は、日本語訳をひとつに限定。その日に覚える20語について、ひとつの英単語に、最も自分が覚えやすい日本語を1つ選んで、鉛筆で丸く囲む。
4 助詞・助動詞は無視、読めない漢字に読み仮名を書く
シンプルで覚えやすくするために、日本語の「~を」「~に」といった助詞は囲みから外す。また、読めない漢字には親が赤ペンで読み仮名をつけ、難しい表現はわかりやすく書き直すこうすることで、交互に読むときにリズムがつけやすくなる。
5 ひとりで英単語がだいたい読めるようになったら英単語についている「読み仮名」は消す。
ひらがなやカタカナで、英語の発音を「読み仮名」のように書いている市販の単語帳がほとんど。こういう単語帳を使うと、子どもは英語を水に「読み仮名」をよんでしまい、かえって学習の妨げになる。
ある程度英単語が読めるようになったら、水性の黒いサインペンで「読み仮名」は消す
英語→日本語を交互に「なぞり読み」(月~金の5日間:1日5分)
「超・音読法」3つの技法 ― リピート、シャドーイング、オーバーラッピング
声を出して読む音読に、「聞く」要素をミックスした英語トレーニング法が3つある。
それが「リピート」「シャドーイング」「オーバーラッピング」
・リピート…英語の音声を聞いた「あと」に音読で再現
・シャドーイング…英文を見ないで、聞こえた英語を「即座」にあとについてマネして言う。文字どおり、陰のように音声のあとについて音マネをする。
・オーバーラッピング…英文を見ながら、聞こえてくる英語の音声と「同時」に音読する。
たった5分!英語の絵本が家庭でらくらく読める「超・音読」レッスン
●目標 1か月でアメリカの小2レベルの絵本を音読・暗唱する
ここでは1か月で、アメリカの4歳から小学2年生向けの絵本を読んで、英文を暗記し、本を見ずに暗唱できるようになることを目指す。アメリカの小2レベルは日本の中学3年生の教科書レベルとほぼ同等。
始める前の注意① 日本語で「シャドーイング」に慣れる。
日本語の動画やアニメ、ニュースを見ながら、その人がセリフを話したら、それを重ねるようにマネする。
聞き終わってからではなく、そのセリフに遅れて重ねるように言う。
ここで大事なのは、言葉の意味を考えず、単なる「音」として聞くこと。
意味を考えていると、あっという間に相手の声は進んでしまう。
耳に入ってきた音を、そのまま再現する。そのことに集中するのがコツ。
始める前の注意② 日本語と絵でストーリーをおおまかに把握。絵本に日本語訳がある場合は、どんなストーリーなのか概要を知るために、先に1度日本語版を親子一緒に読む。
【音読・暗唱ステップ1】文章は見ない!音声だけで「シャドーイング」
手順
- 絵本を閉じたまま、音声データを再生する。
- 聞こえてきた英語をマネて、すぐに重ねるように復唱する。元気に大きな声で。
- 最初はできなくて当たり前。でもそこで立ち止まらないのがルール。気にせず、止まらず、ひたすら聞いてどんどん声に出していく。40%できたらカンペキ。20%でもすごい。
- 1章分の「シャドーイング」が終わったら子どもを褒める。「どれくらいできたか」よりも「やりきった」ことが大事。そこを褒める。
【音読・暗唱ステップ2】音声あり絵本を見ながら「オーバーラッピング」で”音読&なぞり読み”
ここでいよいよ英語の絵本を開く。音声を聞きながらそれに合わせて絵本の文章を「オーバーラッピング」しながら「なぞり読み」で音読。
5つの手順
- 絵本は、「超・音読法」の3つの技法のうち、「シャドーイング」と「オーバーラッピング」を使う。まず音声データを再生する。付属のCDやYouTube等を利用する。
- 本を開かず、英文を見ずに流れる音声を「シャドーイング」音が聞こえたら、すぐにマネして声に出す。最初は単語の意味など全く考えずに、単なる音としてとらえる。
- 次に、本を開いて、英文を見ながら「オーバーラッピング」する。ここで「なぞり読み」が登場。指で文章をなぞり、読んでいる文字と音を確認しながら音読。なぞることで指先に神経が集中して、「目からも」覚えられる。
☆「なぞり読み」の上手なやり方
指で、左から順にスペルを追い、音読しながら読もうとする文字を指し示す。
- 最初はできなくて当たり前。でも、止まらずどんどん進めていく。
- お話は全部で12ページ、1週間に3ページずつ、4週間で12ページを終わらせる。毎日3ページ分の「オーバーラッピング」が終わったら子どもを褒める。
【音読・暗唱ステップ3】音声なし、子どもだけで“5分音読&なぞり読み”
各週最終日の5日目は、音声データを消して、子どもだけで読むステップ。
手順
- 絵本の最初から3ページを、指でなぞりながら音読。
- 読めないところは飛ばしてOK。先に進むことが大事。
- 最後まで読み終えたら、頭をなで、抱きしめて、思いっきり褒める。
週に4日「シャドーイング」と「オーバーラッピング」を繰り返したことで「読む力」と「聞く力」はかなり鍛えられている。毎日5分を週3日、それを4週間続けると、1か月後にはその本を最後までひとりで音読できるようになる。
さらに全12ページのうち数ページはもう暗記している。
子どもは親が思っている数倍も賢い。
【音読・暗唱ステップ4】親の前で絵本を見ずに「リビング」で発表会!
開始してから1か月後、親の前で絵本を見ずに暗唱にチャレンジ。
- 本を見なくても言える部分は暗唱し、覚えていない部分は見ながら音読。リビングをステージに見立てて発表。
- 音読&暗唱が終わったら、大きな拍手とスタンディングオベーション!そしてハグでその成果を褒める。子どもの中に“大きな達成感”が芽生え次のお話が読みたくなること間違いなし。
このレッスンでテキストのレベルを上げながら英語の読む力を鍛えると、2年もすれば、小学生でも大学入試レベルの英文が難なく読めるように。
子どものモチベーションを育む親の6つの心得
・間違いを指摘しない。途中で止めない。「○○しなさい」と指示したり、間違いを正すのではなく「ここは口の動きが日本語と違うんだね」「もう一回、一緒に音声を聞いてみようか」など、本人に気付かせるような言葉がけが大事。
・笑顔で聞いて、思いっきり褒める。上手に読めるようになると、子どもは自分からアピールしてくる。ここです!大事なのは! すぐに「聞かせて!」と笑顔で聞く。親が嬉しそうに聞いてくれると、子どものやる気も楽しさも倍増。間違いは聞かないふりでOK。「すごいじゃない、上手に読めたね」の一言と、スキンシップが次回への意欲になる。
目標まで暗唱できなくても「ママが子どもの時は、英語の本なんて読めなかったから、○○ちゃんの挑戦は本当にすごい!明日もやろうね!」と手放しで褒める。
・親も勉強に参加する。親御さんも「自分はできないからやらない」という考えを捨てて一緒に絵本を音読する。
「がんばりなさい!」と言葉で命じるよりも、親が寄り添って一緒にやる法がやる気が10倍になる。
・朝のラジオ講座を家族で楽しむ。「NHKラジオ基礎英語」朝ご飯を食べながら聞く。
英作文とは“英借文”!「暗記」が命
英語4技能の中でも、最も内因度の高いのが「書く」という技能。
そもそも、日本にずっと住んで日本語を使う日本人が「ゼロから自分で考えて英文を書く」のはほぼ無理といっていい。
ではどうすればいいか?その答えもやはり「暗記」にある。
英語学習では「英作文は“英借文”えいしゃくぶん」とよく言われる。
英作文を刷るには、最初から全てを自分の頭からひねり出すのではなく、ネイティブが書いた英文のどこかにあるものを“借りてきて”その内容を自分の言いたいことに置き換える。
あらかじめ正しい英語で書かれている例文(テンプレート)を覚えておいて、それをアレンジすればOK。英作文はそれで十分。
つまり、どれだけ大量の例文(テンプレート)を覚えているか。英語を書く力はそこにかかっている。
おわりに
子ども英会話教室で勤めてきましたが、この本の内容は画期的だと思いました。
上手に続けていけば子どもの英語力は伸びると思います。
やはり大事なのはコツコツ続けていくこと。
子どもと楽しく学び、一緒に英語力を伸ばしていけると良いですよね。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
紹介した本の情報
タイトル: 英語で一流を育てる
著者 : 廣津留真理
出版社 : ダイヤモンド社
著者について
ブルーマーブル英語教室代表。早稲田大学第一文学部卒。
「従来の受験英語」ではなく、「英語4技能(読む、聞く、話す、書く)」を高いレベルで鍛えることで英検1級合格へ導き、議論・読書好きに育て、難関大学合格レベルを超えた一流の英語力を提供。
週1回75分のレッスンで小学生が英語を0からはじめて英検3級以上の範囲を修了するメソッドは汎用性が高く、誰でも本物の英語力がつくと圧倒的な支持を得ている。
その効果を最大限に体現したのが長女のすみれ。18年間塾なし、小中高12年間の学費わずか50万円で、地方の小中高からハーバード大学へ現役合格。
プロローグ 「まさか」を「すごい」に変える“奇跡の勉強法”初公開
第1章 なぜ、一流は家庭で英語を学ぶのか
第2章 常識破りの英語で子育て完全マニュアル
第3章 「日本語B」で「英語脳」に変わる法
第4章 1日たった5分のらくらく単語暗記法――英語は単語が9割
第5章 小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める「超・音読法」
第6章 ハーバード生がつくった英文をマネれば、英作文も子どもに教えられる
第7章 家庭で英語の「1分スピーチ」が得意になる方法