子育て教育本棚

子どもの性格はママが作る?「子どもの性格を決める0歳から6歳までのしつけ習慣」

子どもの性格、ママが作ってるってホントなの?

うちの子、赤ちゃんの頃は育てやすかったのに、最近言うことを聞かなくなった。

私の育て方でこの子は、こんな性格になってしまったのかしら。

そんな風に悩むこと、ありませんか?

子どもには生まれ持った気質があります。

でも、言葉かけ次第で変わる部分もあるんです。

「あのママ、子育て楽しそうだな」そう思われるママになりたいですよね。

この本はこんな方にオススメ

✔子どもが育てにくくなったと感じる
✔自分のしつけスタイルが知りたい
✔子どもの性格タイプが知りたい
✔子育てを楽しみたい

はじめに本の紹介

オススメ:0歳~6歳の子どもがいるパパママ

子どもが0歳の時の子どもへの対応や接し方と、子どもが4歳になった今の接し方、変わってきていませんか?

イヤイヤ期が到来して自分の意思を持ち始めた子ども、言葉を理解できるようになった子ども。

そうなると、イライラしたり、ガミガミしてしまうことが増えてきませんか?

そんな時がこの本を読むベストタイミングかなと思います。

この本では、ママの接し方タイプ5タイプ、赤ちゃんの5つの気質タイプが書かれています。

5タイプのうちいくつかの要素を持っている、というママももちろんいます。

自分の口癖から、どのタイプのママになっているか確認でき、それぞれのママへのアドバイスが書かれています。

この本はどちらかというと1歳半~5歳くらいまでの内容が多いですが、0歳ママもこれからこういう接し方をしようという参考になるかと思います。

この本のポイント/部分的に抜粋・要約

ママのタイプは5つ「てきぱきママ」「気配りママ」「しっかり者ママ」「がんばり屋ママ」「共感ママ」

・てきぱきママ:「早くしなさい」「急ぎなさい」が口癖。せっかちになりがち。

・気配りママ:「危ないわよ」「転ばないでね」が口癖。おせっかいになりがち。

・しっかり者ママ:「いけませんよ」「ダメよ」が口癖。ガミガミになりがち。

・がんばり屋ママ:「もう知らない」「勝手にしなさい」が口癖。ほったらかしになりがち。

・共感ママ:「へぇ、それでそれで?」「どうしたらいいと思う?」が口癖。

子どもの5つのタイプ「エンジェルタイプ」「テキストタイプ」「アクティブタイプ」「デリケートタイプ」「ネガティブタイプ」

・子どもの”考える力”をそだてるふくろう(OWL)の法則

O:「Observe 観察する」子どもが何に興味を持ち、何を感じているか見守る

W:「Wait 待つ」子どもがどのように考え、どのように行動するのか待つ

L:「Listen 聴く」子どもの問いかけ、子どもが何を伝えようとしているのかを察する

しつけに必要なのは怒ることより叱ること。そのタイミングは
「不健康になるとき」「危険なとき」「道徳に反したとき」のみ。

「こんなのできない」「やだーめんどくさい」とネガティブな反応は「自分の不安に気付いてほしい」「もっと私を見て」というメッセージ

取り入れ・実践ポイント

子どものわがままには、子どもの気持ちを受け止め具体的な約束をする。
「急ぎなさい」→「いつにする?」子どもは自分で納得した約束は守ろうとする。

どうしても言うことを聞かないときは、子どもをギュッと抱きしめる。

靴を揃えてほしいなら、靴を脱いだ後でなく玄関に入る前に「家に上がるときはどうするんだっけ?」
挨拶をしてほしいときは保育園や幼稚園の門をくぐる前に「朝、先生と会ったら、なんて言うんだっけ?」

「転ばないで」と否定形で言うと、子どもは「転んだ」イメージを頭で映像化してしまう。
「前を見て走ってね」「気をつけてね」「ゆっくり降りてね」

転んだら泣くか泣かないか観察。「走ったから転んだんだよね。痛かったよね。次はどうすればいいかな?」

「ダメ」ではなく「~したいのね。でも~すると・・・」と理由を伝える。
もしくは「いいよ。じゃあ・・・」と楽しい提案をする。

大泣きされても根負けしない。感情は受け入れわがままには屈しない。
待てそうな範囲の条件をつける。待てたら「約束守れたね!ママ嬉しいな」と褒める。

毎日30分は他のことを考えず子どもに語りかけふれあう。

子どもの言葉や感情をくり返す。

怒りすぎたときは「さっきは大きい声を出してごめんね」「ママはあなたがいい子のときも悪い子の時も、あなたのことが大好きよ」

おわりに

ちょっとした言葉かけや、パパママの対応次第で、子どもの行動は変わっていきます。

この知識が無いまま子育てしていると、共感ママ以外の発言をしてしまいますよね。

この本には他にも具体的な言葉掛けや対応が書いてありました。

子どものわがままや困った行動に、冷静に対応できると余裕ができます。

笑顔で楽しく子育てできるママ、共感ママを目指したいですね。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。

紹介した本の情報

●紹介した本の情報●

タイトル: 子どもの性格を決める0歳から6歳までのしつけの習慣
著者  : 竹内エリカ
出版社 : KANZEN

著者について
幼児教育者・淑徳短期大学非常勤講師
お茶の水女子大学大学院修了
20年にわたりのべ9,000人の親子に関わる。子育てに関わる本を多数出版。

ママのしつけスタイル診断
子どもの性格タイプ診断
第1章 いつも一生懸命なてきぱきママ
第2章 とっても面倒見がいい気配りママ
第3章 教育熱心で子ども思いのしっかり者ママ
第4章 ちょっぴり自分に余裕がないがんばり屋ママ
第5章 子どもの成長を一緒に楽しめる共感ママ

のぶ

大学時期に児童英語教員免許取得。
子供英会話教室で0歳から大学生まで500人以上の生徒と接し、教育に興味をもつ。
5歳と2歳の男子の母。時短勤務で働き、基本は家事育児(土日も)ワンオペ。
教育をはじめ、お金や生活、仕事や自己啓発にも興味があり、数多くの本を読破。今でも読書が日課。

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