初めての育児、とにかく分からないことだらけです。
自分の子育てに自信がありません!
✔これから赤ちゃんが生まれる
✔初めての子育てで不安
✔子育てがツライ
✔今現在子育てで悩んでいる
✔自己肯定感のはぐくみ方を知りたい
皆さん、笑顔で子育てしてますか?
子育ては楽しめてますか?
想像していた以上に子育ては大変で、思い通りに行かないことばかりです。
何故か泣き止まない新生児、触ってほしくない物ばかり狙っていく0歳児、ママが見えないとすぐ泣く1歳児、とにかく「イヤイヤ」が炸裂する2歳児、何でもやりたがり癇癪のすごい3歳児。
本当に、お互いお疲れ様です。
特に現代子育ては、核家族で実家の手助けが無かったり、ご近所付き合いも無かったり、ママが孤立しやすい傾向にあるのかなと思います。
友人やママ友から「実は数年前(だいたい子供が4歳くらいまでの間に)育児ノイローゼになっていたんだ」と聞くことがあります。
「もう育児がツライ」となる前に、ある程度、この年齢ではこういうことが起こり、対処法はこれと知っていると、育児がラクになりますよ。
Contents
はじめに本の紹介
オススメ:0~3歳の子供がいるパパママ(じじばば)
教育に関する本を探している方というよりは、赤ちゃんや子供との接し方に悩んでいる方向けです。
特に初めての子育てで不安なママ、近くに知り合いや親戚もいなくて相談できないママには本当にオススメします。
最近では当たり前のように言われる「自己肯定感」それがどれほど大事なものか、どうしたらしっかりはぐくむことが出来るのか、この本から教わりました。
泣いている赤ちゃんへの接し方、いたずらしたときの対応、「イヤイヤ期」や「言うことを聞かない子供への対応」具体例が示されていて分かりやすいです。
相手が子供なので、全て本と同じように解決するばかりではありませんし、もちろん全て本に書かれているように対応出来るわけではないのですが、知らないよりは知っている方が絶対によいです。
マンガ箇所が多いので、活字が苦手なママにも読みやすい本だと思います。
この本のポイント
自己肯定感のはぐくみ方を学べる
・自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」「生きている価値がある」「必要とされている」という気持ち
・0~3歳は「自己肯定感を育む時期」であり、この基盤なしには「しつけ」(3~6歳)や「学習」(6歳~)を積み上げていくことが出来ない
・抱っこ、頭をなでる、キスする、微笑みかけるなど、子どもに安心感を与える
・当たり前のようにやっている「子どもの世話」が子どもの自己肯定感を育てる
知識がなくてもたいていは「自己肯定感」「しつけ」「学習」の順番になっている
この本では様々なシチュエーションで親がどのように対応するのが自己肯定感アップにつながるのかマンガで分かりやすく書かれています。
しかもそのシチュエーションはだいたい、どの子にも当てはまることばかりです。
甘えについて
・子どもは「甘え」と「反抗」を行ったり来たりして大きくなる
・甘え「ママやって」「抱っこー」反抗「自分でやる!」「イヤ!」は子どものペースで
・小さい時(小学生くらいまで)にしっかり甘えると大きくなって自立できる
・「甘えさせる」は子どもの情緒的な要求にこたえる、どうしてもできないことを助ける等「良い甘え」
「甘やかす」は物質的な要求に言われるがままにこたえる、子どもができることまで手を出す等「悪い甘え」
年齢に合わせたしつけ
・0~1歳 親が危険の無いよう環境を整える
・1~2歳 何かにつけて「イヤ」を連発。自己主張を認めつきあっていく
・2歳児は本来ルールやきまりは守れない。止めなければならないのは「危険なこと」「人を傷つけること」「生活リズムが崩れること」の3つのみ
・2~3歳 兄弟や友達にも自己主張を始める。対人関係を学ぶ
取り入れ・実践ポイント
赤ちゃんの時期はスキンシップを大切にする
一人目の時はとにかく抱っこ、二人目はとにかくおんぶでした。
大変ですが、抱っこできるのも数年だけです。
スキンシップできるお歌や、ベビーマッサージもやってみました。
マイナスの言葉を代弁する「言葉育て」
「さみしかったね」「痛かったね」など言葉を代弁してあげると、いずれ自分の気持ちを表現できるようになるそうです。
上の子にはよく話しかけていたからか、伝わらなくて怒る、ということは少なかったです。
下の子は、上の子ほど余裕がなく、ゆっくり「言葉育て」中です。
子どもの話をしっかり聞く
意識していないと、子どもの話を「後でね」とか「今時間が無いから」と遮ったり、適当に聞き流してしまうことがあります。
できるだけ「しっかり話を聞く」ように意識すると、それが自己肯定感アップにつながります。
癇癪を起こしたときの3ステップ
①子どもの気持ちを認める
②よしよし、と抱きしめる。理由を説明する
③それでも子どもは言うことを聞かないが、ダメなものはダメと伝える
お店で「おもちゃ買ってー!!」とわめきだしたときには「どれどれ、わーこのおもちゃかっこいいね。これはほしくなっちゃうよね」と共感してあげることで、おさまることもありました。
野菜を全く食べてくれないときには「全く食べてくれないとお母さん悲しいな」と言ってみたら少しだけ食べてくれました。
ほんとお世話になりっぱなしです。この本に書かれていることでかなり助かりました。
子どもを怒りすぎてしまった時は後から謝る
どうしても怒ってしまうことはありますよね。
キレてしまった自分に自己嫌悪、落ち込みます。
でも「言い過ぎてしまったな」「怒り過ぎちゃったな」と思ったら、後から素直に謝ればいいのです。
親が素直に謝れば子供も謝れるようになります。
周囲の意見を真に受けない
周囲はいろいろなことを言ってきます。
良かれと思ってアドバイスしてくれますが、必ずしも自分の考えと合うものばかりではないですよね。
そういう考えもあるんだな、ありがとう、でも自分はこの考えなのでこうする、と境界線を引くと楽になります。
自分を褒めるレッスン(子どもを褒めるにも応用できそう)
①(自分)のダメなところでなく、いいところに注目する
②できて当然でなくて、できなくてもOKとする
③比較するなら以前の(自分)と
おわりに
この本はママの不安な気持ちやイライラする気持ちにも寄り添ってくれている本でもあります。
無理しすぎないで、子育てを楽しんでねという思いやりを感じます。
本当に読む価値ありの1冊です。
暖かくママを応援してくれる著者の明橋先生の言葉に何度励まされたか分かりません。
今まさに子育てで悩んでいるママ・パパ(じじ・ばば)にはもちろん、これからママ・パパ(じじ・ばば)になる方にも是非読んでほしい1冊です。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
タイトル:0~3歳の子育てハッピーアドバイス
著者 :明橋大二
出版社 :1万年堂出版
著者について:
精神科医。京都大学医学部卒業。国立京都病院内科、名古屋大学医学部附属病院精神科、愛知県立城山病院をへて、真生会富山病院心療内科部長。児童相談所嘱託医、スクールカウンセラー、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長