0歳からできる英語教育ってあるかしら?
簡単で続けられる内容が良いのだけど。
えいごに興味があっても、0歳からできることが思いつかない。
それならお家でフォニックスに触れてみませんか?
難しく考えることはありません。
児童英語教員免許所持、英会話スクール講師歴5年の筆者がお教えします。
✔お家でお金をかけずに英語を教えたい
✔0歳から英語を始めたい
✔簡単で続けられる内容がよい
✔自分の英語力も向上させたい
Contents
はじめに
英会話スクールにも0歳クラスはあります。
0歳から何をやるの?と疑問に思いますよね。
スクールによりますが、0歳クラスの場合、お歌、絵本、単語、フォニックスあたりをレッスン内容にしているところが多いかと思います。
今回は1文字フォニックス(アルファベットの音)を教える方法をお教えします。
フォニックスを教えるメリット
1文字フォニックスとは、A~Zまで1文字のアルファベットの音のルールです。
1文字ずつ、こういう口の形、舌の位置で発音する、というルールが有り、大人でもこれをマスターすると発音がかなりよくなります。
例えば”A a”の音は「ア」(日本語の「ア」とは違うので後にポイントを紹介しています)
“C c”の音は「ク」”T t”の音は「トゥ」
CATを合わせると「ク」「ア」「トゥ」で「キャット」になりますね。
ローマ字の読み方に似ていますが、正しい英語の音は日本語の音と異なる物が多いですよ。
正しい音を赤ちゃんの時から聞くことが、後のリスニング&スピーキングスキルに直結すると考えてよいでしょう。
フォニックスを覚えていれば初めて見る単語でも読めます。我々の中学時代のように英単語を丸暗記する必要がなくなります。
また、0歳~3歳は英語特有の音を聞き取れる年齢です。しかし、日本語のみで育つと英語の音を聞き取る能力は失ってしまします。そのため、英語は早くから始めることが良しとされます。
0歳は何もできない訳ではありません。耳の良さは大人以上!目がよく見えていないうちから、よく聞いているんですよ。
「子どもに教えたいけど、そもそも自分の発音に自信が無い!」という方も心配ありません!
各アルファベットの口の形と発音のポイントも記載しています。
練習していくと、パパママの英語の発音まで良くなりますよ!
フォニックスの教え方
フォニックスCDをかけても良いのですが、やっぱり赤ちゃんは聞き慣れたパパママの声が大好き。
CDやテレビなどデジタルの音ばかりを聞かせると、デジタル音にしか反応しなくなるとも言われるので、余裕があればパパママが教えてあげましょう。
よくフォニックスCDや英会話教室で用いられる方法が、リズムをつけて教える方法です。
”A” says “a”, “a” apple!
エイ セィズ アッ アッ アッポー!
“B” says “b”, “b” bear!
ビー セィズ バッ バッ ベアー!
初めにアルファベットの名前”A”エイ
saysは「こういう音だよ」ということですが、省いてもよいです。
“a”, “a” このアルファベットはどんな音か、どう発音するか
apple そのアルファベットから始まる英単語でつながりを理解
赤ちゃんや子どもは淡々と教えられると飽きてしまうので、親がテンション高めに、楽しそうに教えるとよいでしょう。
A~Zまでを毎日は大変なので、「今日はA~Dまで」などパパママの無理ない範囲で良いと思います。
パパママも確認しよう!1文字フォニックス
早速教えよう!とする前に、パパママも1文字フォニックスを確認しましょう。
我々の時代は、中学校や高校の先生でも、正しい発音ができていない方が多かったです。
それは、日本の英語教育が「読み」「書き」に振っていたから。「話す」はあまり重視されていなかったので、先生方の発音が悪かろうとあまり問題になりませんでした。
そもそも発音がしっかりした人材を確保するのも難しかった時代です。
そんな先生達から教わった我々ももちろん発音は日本語英語のままです。appleの”a”を日本語の「ア」と同じ音で発音しているのなら、まずはパパママがフォニックスを学習しましょう。
1文字フォニックスから英語の発音を見直しましょう。
意識して発音しているうちに英語の発音に慣れてきますよ。
A~Zまでの発音・フォニックス
Aa 口を横に開いてあごを下げて「アッ」「アッ」
少し「エ」「ア」が混ざったような、濁ったような音になります。
Bb くちびるを閉じて、一気に声を出して「バッ」「バッ」
Cc 口の奥で息だけ「クッ」「クッ」
ひそひそ話で「くっ」と言うような、息が漏れる程度の音です。
Dd 舌先を上はぐきにつける「ドゥッ」「ドゥッ」
Ee 口を横に開いて、縦は指2本分、にっこり「エッ」「エッ」
Ff 上の歯で下くちびるをかんだまま息を出す「フッ」「フッ」
Gg 口の奥で一気に声を出して「グッ」「グッ」
Hh のどの奥から、息だけ「ハッ」「ハッ」
ひそひそ声で「は」というイメージです。
Ii 口を横に開き、縦は指1本分「イッ」「イッ」
「イ」「エ」の間のような音になります。
Jj 下の真ん中あたを上あごにつけて「ジュッ」「ジュッ」
Kk 口の奥で”c”と同じ
Ll 舌先を上の前歯のうらにつけて「ルッ」「ルッ」
Mm くちびるをとじて「ンー」「ンー」
分かりにくければmaで「マッ」「マッ」にしても良いでしょう。
Nn ”m”の「ンー」を舌先を上の前歯のうらにつけた状態で「ンー」「ンー」
分かりにくいので”nu”で「ヌッ」「ヌッ」でもよいでしょう。
Oo 口をたてに指3本分開いて「オッ」「オッ」
「オ」と「ア」の中間のような音になります。
Pp くちびるを閉じた状態から一気に息を出して「パッ」「パッ」
ひそひそ声で「ぱ」というイメージです。
Qq ”c”や”k”と同じ音
Rr くちびるをつきだし口笛を吹くように「ルッ」「ルッ」
舌は口の中のどこにもつけない!を意識します。
Ss 歯と歯を軽く合わせて息だけ「スッ」「スッ」
ひそひそ声の「す」です。
Tt 舌先を歯茎につけて「トゥッ」「トゥッ」
Uu あごを上げて日本語の「あ」に近い音「アッ」「アッ」
Vv 上の歯を下唇につけて「ヴー」「ヴー」
Ww 唇をつき出し「ワゥッ」「ワゥッ」
Xx ”k”と”s”をつなげて「クス」「クス」
ひそひそ声の「くす」です。
Yy 舌先で下の前歯をおして「ユッ」「ユッ」
Zz 歯と歯を軽く合わせて「ズー」「ズー」
お疲れ様でした!この音を意識して単語を読むと、かなり英語らしい発音になりますよ。
フォニックスを教える際のアイテム
フォニックスを教える際、アルファベットとイラストが描いてあるアイテムがあると便利です。
無くてももちろん大丈夫ですが、子どもはアルファベットの形を見慣れることができ、親もイラストがあると「Cの音は何の単語にしようかな」などと迷う必要が無く楽です。
アルファベット絵本
アルファベットとイラストがあれば何でも良いです。
図書館でもアルファベット絵本は見つかります。お座りできるまでの赤ちゃんの場合は絵本の方がバラバラしないで見せることができるので使いやすいかなと思います。
我が家ではアメリカに住むお友達から貰ったフェルトブックを使っていて、この本は息子のお気に入りでした。
息子が生まれてすぐから育休が終わるまでは、フォニックス読み聞かせを続けていました。
”O” says “o”, “o” owl.
“P” says “p”, “p” pencil.
という具合です。
フェルトや布絵本は、赤ちゃんが乱暴に扱っても、噛んでも傷まないですし、柔らかいので角に当たって怪我をする心配も無く便利でした。軽いので持ち運びも楽々です。
アルファベットカード(購入)
100円ショップでもアルファベットカードは買えます。
100円でこのクオリティ、とても良いと思います!
A~Zまでアルファベットと、そのアルファベットが使われる単語が入っている、パーフェクトです。
アルファベットカード(手作り)
アルファベットカードや絵本はもちろん手作りもできます。
アルファベットの大文字小文字を書き、そのアルファベットから始まる単語の絵を描けば完成です。
単語を選ぶのに時間がかかったりするのですが、好きな単語を選んだオリジナルカード、素敵ですよね。
大好きなパパママが絵を描いてくれたカード、子ども達も喜ぶこと間違い無しです。
おわりに
A~Zまで
”A” says “a”, “a” apple!
エイ セィズ アッ アッ アッポー!
“B” says “b”, “b” bear!
ビー セィズ バッ バッ ベアー!
と赤ちゃんに聞かせてあげて下さい。
1日少しずつでも続けることが大事です。
きっとお子さんも英語に興味を持ってくれますよ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。