おうち英語

子供に英語を教えたいけど、発音に自信が無い!保護者のための発音矯正クラス

子供に英語を教えたいけど、自分の発音に自信がありません!

自分の子供に家で英語を教えたい!

でも自分の発音で教えてしまったら子供が間違った発音を覚えてしまうかも。
そんな心配はありませんか?

この記事はこんな方にオススメ

✔子供に英語を教えたい
✔英語の発音に自信が無い
✔英語に興味がある
✔短期間で英語の発音を改善したい


子供英会話教室で働いていた頃、保護者の方から本当によく聞かれました。
「私が英語を教えてしまうと間違った英語になってしまうのではないか」と。

この問いへの回答としては
「発音に自信が無くても、保護者の方が家で英語を発することの方がメリットが多いですよ」です。

保護者の方が「英語に興味がある」「一緒に英語を発してくれる」これは小さいお子さんにとってはとてもモチベーションが上がることなのです。

とはいえ、できることなら正しい発音で教えてあげたいですよね。

多くの日本人が、”正しく発することのできていない英語の発音”に関して紹介していきます。

日本人でも「発音がいいな」「英語がペラペラだな」と感じる方もいますよね。

この違いは何なのでしょうか?

この記事に書いてある内容で、あなたの英単語の発音はかなりそれっぽくなります。

お家でお子さんと英会話レッスンができるように、ぜひ一緒に練習しましょう!

なぜ日本人の英語は通じないのか。

外国人の方に道を聞かれて、一生懸命伝えてみた。
海外旅行でトイレの場所をきいてみた。
でも眉間にしわを寄せられ「何て言っているのか分からないわ」という雰囲気を出される。

こんな経験をしたことはありませんか?
単語は知っているのに伝わらない、これは完全に発音の問題です。

英語の音の種類は日本語より多いです。

日本人でも赤ちゃんは英語の音を聞き取れます。しかし小さい頃から英語を学んでいない私たちは、成長するに従ってその音を聞き取る能力を失っていくのです。

中学生で英語を習い始めた頃には、もう英語特有の音を聞き取れていないので、聞き取れていない音を発音することはもちろん出来ません。

私も外語大まで行きましたが、発音はずっと片言でした。

というのも、大学で英語を教わる際に「発音記号」を用いて学んでいて、その発音記号の発音をそもそも正しく理解していなかったからです。

私の発音が劇的に改善したのは、子供英会話教室で勤めだし、フォニックスを学んだタイミングでした。

子供の頃からフォニックスを理解していれば、中高生の英語学習で知らない単語も読むことが出来て楽だったのに、と本当に思いました。

フォニックスとは

フォニックスとは、音のルールです。

このアルファベットは「こういう口の形で」「この下の位置で」発音する。

子音+母音+子音+e(例えば”cake”)この場合はaの音が「ア」ではなく「エイ」というアルファベットの名前になります。「カケ」ではなく「ケイク」になりますよね。”bike”も「ビケ」でなく「バイク」ですよね。これは「サイレントe」や「マジックe」と呼ばれるルールです。

何で中学生の時に教えてくれなかったの??と本当に不思議です。

意味は分からないけど”bike”と書かれていたら「バイク」と読む、これを暗記しなさい、テストに出ます。中学校はそういう指導でした。皆さんもそうでは無かったですか?

今の時代は、フォニックスが浸透してきているので、英会話教室やテレビの子供向け番組でも教えている場合も多いです。

フォニックスを覚えれば、大抵の単語は正しく発音できるのですから覚えることにメリットしかありません。

それでは日本人が上手に発音できていない「音」の発音のポイントを紹介していきます。

“r”の発音 (”r”と”l”の発音の違い)

“r(R)”も”l(L)”も日本人にとっては「ラリルレロ」の音ですよね。

でも日本人の「ラリルレロ」は”l”の方に近いです。
“r”の音は日本語には無いので、間違ったまま発音していることが多いのです。

(お米)と伝えたくて”rice”「ライス」と言っても外国人には”lice”(シラミ)と聞こえてしまうのです。

では”r”と”l”では何が違うのでしょうか。

それは、舌の位置です。

皆さん普通に「ら」と言ってみて下さい。
舌が、上の歯茎(正確には歯と歯茎の間です)に当たりますね。これは”l”です。

“r”は舌が口の中のどこにも当たらないように発音するのがポイントです。
唇をつき出し、口笛をふくような形にします。

“r”単体では「ウ」と「ル」の中間です。特に舌を巻いたりする必要はありません。

とにかく舌を口につけなければ”r”として通じるのです。

では声に出してみましょう。(声を出せる場所にいるのなら)

”l”で「ル」「ル」といった後に舌を話して”r”の音を「ゥル」「ゥル」と発音してみます。

単体では分かりにくい場合は”light”と”right”(日本語的にはどちらも「ライト」)を発音してみましょう。日本語読みで「ライト」”light”舌をつけないように「ライト」”right”を言ってみて下さい。

日本語で育ってしまった日本人にはあまり違いを感じにくいですが、英語圏の方や5歳くらいまでの子供にはこの音の違いは聞き取れ、その音の違いで単語の意味も変ってしまいます。

ちなみにですが”apple”を日本人は「アップル」といいますが外国人発音は「アッポー」に近いですよね。なぜならここでの”l”の発音は「ル」ではなく舌を上の歯茎の裏につけるだけで良いからです。

“l”のは「ル」舌を上の歯茎の裏につける、を意識すると英語らしい発音になるのでこれもお試し下さい。

“a”の発音(「ア」だと思っていませんか?)

“a”は「ア」だと思っていませんか。

この音を意識できると、一気に「英語の発音が良い人」に変ります。

日本語の「ア」は”a”ではなく”u”が近いです。

では”a”の発音は?というとこれは「ア」と「エ」の中間のような音です。

口を横に開き、あごを下げて「ア」と言ってみましょう。
これが”a”です。
のどの奥の方から声を発して「ア」と発音するときに「エ」を混ぜる、濁ったような音、これが”a”です。

”cup”(カップ)は皆さんの発音で通じるかもしれませんが、”cat”(キャット)は”a”の発音を意識しないと通じません。
「何て言っているのかしら?」という顔をされてしまうのです。

では、二つの(バット)”but”と”bat”を言い比べてみましょう。

“o”の発音(皆さん以外と出来ていないですよ)

“o”の音を日本語の「オ」で発音していませんか?

「オ」「ア」の中間です。

指が縦に3本入るくらい、口を縦に開いて「オ」と言ってみましょう。
「オ」「ア」の中間みたいな音になりませんか?

もしくは「オ」に気持ち「ア」を混ぜるくらいで発音してみて下さい。

外国人の方が”monkey”と言うと「マンキー」に聞こえるのはこのためです。

特定のフォニックスルールの時に”o”が「オウ」になるのでごっちゃになりがちですが、この音が正解です。

“i”の発音(日本語の「イ」に似てるけどちょっと違います)

“ink”「インク」 “insect”「インセクト」

日本語の「イ」でいけそうですよね。

口を横に開いて、縦は指1本くらい開けて「イ」と言ってみましょう。

「イ」と「エ」の中間のような音になりませんか?

これが英語でいうところの”i”の発音です。

“th”の発音①(three, thanks の方です)

「スリー」「サンキュー」と言うとき、舌の位置はどこにありますか?

日本語のす「ス」の場合、舌が上の歯茎の裏側あたりに来ていますよね。

これは”s”の方の「ス」です。

“th”は舌を歯と歯の間に挟んで発音します。

では、舌を歯と歯の間に挟んだ状態から「サンクス」と言ってみましょう。

日本人の耳では舌を挟もうと挟まなかろうと同じ音に聞こえます。

でもネイティブや小さい子供にはこの違いが分かるのです!

“th”の発音②(this, they, the の方です)

「ディス」「ザット」「ゼイ」と言ってみましょう。

この時、舌が歯茎の裏あたりに来ていたら、それは”Z”のほうの「ズ」です。

“th”の「ズ」は舌を歯と歯の間に挟んで「ズ」と発します。

ではもう一度舌を歯と歯の間に挟んだ状態から
“this” ,”that, “they” と言ってみましょう。

さっきとの音の違い、分かりますか?

よく聞けばちょっと違うかもな、くらいですよね。私もです。

繰り返し練習して身につけるしか無いです。

“v”の発音(”b”とごっちゃになってませんか?)

恒例ですが、「バイオリーン」と言ってみて下さい。

「バ」の音を発する際、上の唇と下の唇がくっつきましたか?

それは”b”の音です。

“v”は上の歯を下唇にのせて「ヴ」と言う音です。

ではその状態で”violin”言ってみましょう。

音で言うなら何が違うの?と我々日本人は思いますが、子供に正しい英語を教えるためです、頑張りましょう!

ついでに”game over”「ゲームオーバー」と言ってみましょう。
(”v”は上の歯を下唇にのせる、”r”は下が口の中のどこにもつかない!を意識)

ちょっとそれっぽくなっていませんか?

“f”の発音(日本語の「フ」とは違います)

最後です。「フラワー」と言ってみましょう。

口が少しすぼまった形になったら、それは日本語の「フ」です。

“f”は上の歯を下唇にのせて「フ」と空気を出すイメージです。

はい、では”flower” 言ってみましょう。

“f”, “th”など空気音を聞き取るのがネイティブや子供は上手いのです。

おわりに

ここまで読んで下さったパパ・ママさんは本当に熱心な方だと思います。
きっとその情熱はお子さんにも通じます!
お家で英語学習、一緒に頑張っていきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。

のぶ

大学時期に児童英語教員免許取得。
子供英会話教室で0歳から大学生まで500人以上の生徒と接し、教育に興味をもつ。
5歳と2歳の男子の母。時短勤務で働き、基本は家事育児(土日も)ワンオペ。
教育をはじめ、お金や生活、仕事や自己啓発にも興味があり、数多くの本を読破。今でも読書が日課。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA